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「あらぁ、起きてたの。遅くなってごめんなさい。タバコの臭いが付いちゃって気持ち悪いからシャワー浴びてくるね」

何気なく見た妻の服装に違和感を覚えたのは何故でしょう・・・・
・・・・そうか・・・スカートを穿いている・・・・・

女性がスカートを穿くのはごく当たり前なのですが、妻は殆ど穿きません。

『仕事場は男の人が多いから、脚をジロジロ見らる人もいるのよ。それに女を意識したくないのよ』

分かるような気がします。
知り合った時から上昇志向の強い女でしたから、男と同じ立場で仕事をするのに服装だけでも女性らしさを避けていたのでしょう。
ただでさえ男性社会なのですから、つっぱているんだろうと思いながらも、もう少し肩の力を抜いてもいいのにと思ったものです。

シャワーを浴びた妻はパジャマに着替えていました。

「私も少し飲もうかな」

私の隣に座りコップを持つ妻から飲みに行った時にする酒の臭いがしません。
酒好きの妻が飲み会に行って飲まないなんてありえない。

『だいぶ可愛がった』

男の声が甦ります。

「だいぶ飲んだんだろう?そんなに飲んで大丈夫か?」

コップに注いだ酒を立て続けに何杯か飲み干すのは、酒臭くないのを誤魔化すつもりか?
私が気付いていないと安心しているのか、飲み会の出来事を楽しそうに話しています。
しかし、男の変な電話だけで妻を疑うのは長く連れ添った相手に失礼です。
疑いの気持ちは、もう少し奥に置いておきましょう。
男の話が本当で妻が不倫行為に走っているなら、そのうちに分かるでしょう。
何も考えないでいた昨日の私ではないのですから。

その日、ベッドに入り久しぶりに妻を求めてみました。

「ごめんね、貴方。もう酔っ払って駄目だわ」

男の言った通りの行動を取りました。
背中を向けて寝る妻に『なぁ、俺を欺いていないよな』何だか悲しい気分でした。

2009.12.25 
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